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エレクトロニクス

現在の自動車安全装置のほとんどは、エレクトロニクス制御されています。オートリブは1987年から安全性能向けエレクトロニクスの開発を行っており、最初のエアバッグ用コントロール・モジュールは1992年にBMW車に搭載されました。オートリブ・エレクトロニクスは、フランス、スウェーデン、北米の事業所に約1500名の従業員がおります。


■ナイトビジョンシステム
オートリブのナイトビジョンシステムは、通常100メートルとされている夜間の視界を500メートルにまで広げることができます。  
オートリブが開発中のナイトビジョン・システムは、赤外線カメラを利用して夜間のドライバーの視界を広げ視野を鮮明にすることが可能です。ナイトビジョンを使うと、通常見えにくい対向車との中間地点の暗闇となっている所にある物や人などもはっきりと見ることができます。夜間ヘッドライトを点灯した状態でのドライバーの視界は、通常、前方100メートル以下ですが、理想的な視界は500メートル以上といわれています。ナイトビジョン・システムは、夜間以外にも霧の中での視界改善も可能です。赤外線カメラは、物体の温度を検知することができ、特に人間や動物の体温に敏感に反応するように調整されています。
赤外線カメラからの映像は運転席前のポップアップ・ディスプレイに表示されます。これは、ジェット戦闘機などに導入されているシステムです。赤外線カメラ本体は非常に小型で、ボンネット後方内側に取り付けられます。使用するときは、潜望鏡のようにボンネット上の、ドライバーの視界の妨げにならない位置まで、せり上がってきます。

オートマチックSOSシステム

衝突によって乗員が意識不明となったときのために、オートマチックSOSシステムが救急センターに連絡をとり衝突現場に救急車を呼びます。

オートリブとボルボ社は、2000年に世界初の衝突後安全システム「ボルボ・オン・コール」を発表しました。このシステムは、衝突が起きた後、自動的に救急医療センターへ電話をかけ、救急隊員に事故現場の正確な位置を知らせるというものです。

車両に搭載された電子制御システムがエアバッグの展開を記憶すると、自動車電話を通じて「ボルボ・オン・コール・アラームセンター」へテキストメッセージを伝送します。その後、自動車電話が通話状態になるため、乗員が話をできる場合は、コールセンターのオペレータは事故の状況をより詳細に知ることができます。乗員が電話にでることができない場合は、オペレータは即時に救急車を出動させます。事故現場の位置は自動車のGPSナビゲーションシステムによって割り出され、テキストメッセージとしてアラームセンターへ送信されます。

衝突以外に緊急事態が発生した場合でも、ドライバーはSOSボタンを押してアラームセンターへ連絡することができます。自動車にトラブルが発生した場合のサポートや渋滞回避情報を頼むことができるアシスタンス・ボタンも装備されています。また、このシステムで、自動車が盗難に遭った場合、車両の場所を追跡することも可能です。


■ECU
メインの電子制御装置(ECU)は通常、最も外部からの影響を受け難い車体の中央部に設置されています。この自動車安全システムの「電子頭脳」は、プリテンショナーやエアバッグを作動させるかどうか、また作動のタイミングなどを判断します。ECUには、クラッシュセンサーやマイクロプロセッサーが搭載されています。

サテライト・センサー
側面衝突用エアバッグが装着されている自動車には、ドア内部に衝突を検知するためのサテライト・センサーやリモート・センサー・ユニット(RSU)が搭載されています。自動車によっては、フロントにRSUが設置されているものもあります。